花組東京公演「エリザベート」千秋楽 @ SKY STAGE 第一幕


花組東京公演「エリザベート」

・・観るのか(笑)?

いや、まぁ、他ならぬ、明日海りお君ですから・・(笑)。
どうせなら、他の作品をお願いしたい所なのですが、母がこれを持ってくるんだもん。
しょうがない、観てやりましょうか。(←偉そう)

・・という感じで、やや引き気味に観始めましたが、なかなかです。良かったですよ。まだ一幕だけだけれど。

当時キャスティングできる最高のキャストではないですか?
元から知ってましたが、明日海君も、もちろん、ほっくん(北翔海莉)も、望海風斗君も相当歌えるもの。
これ、やっぱりすごく大事。

明日海君のトート。これ、トップ披露なんですよね。
東京千秋楽だからどんどん変わっていった結果なのかもしれないけれど、すごく化粧が濃い(笑)。目が吊り上がっている。本来の美しさを、やや消しているかもしれません。

その化粧にある通り、思った以上に悪いトート(笑)。
黄泉の帝王を楽しんでいる感じ。
逆に、エリザベートへの愛が報われない切なさ、みたいなものは薄め。
そこは物足りないかも。
それも良いではないですか。プリンスはちょっとわがままで(笑)。
そんな感じ。

トートって、昔から何度も書いてますが、演じる人によって色んな味が出るんですよね~。そこが面白い。
トップ披露だけあって、まだまだ「これが明日海のトート」みたいな方向性は薄い気がします。
もっとサヨナラ公演近くの時期になったら、明日海ならではの味が濃いトートになるかも。それをまた見たい感じです。

そして、ほっくんのフランツ! 良かった~。思いがけず、すっごく良かった!
溢れ出る品の良さが、姿勢の正しさ(笑)が、役にピッタリ!
最近観た作品で、ほっくんの演技力には不満がある事が多かったのですが、このフランツは表情豊かで、エリザベートへの愛がすごく伝わってきて、優しそうで、とても良かったです。
「扉を開けて~」の場面が、すごく切なくて可哀想で・・。
主役でかっこ良いはずの、先週見た「ガイズ~」のスカイより、私はこのフランツのほっくんの方がずっと見ていてときめくわ。
変ですか(笑)? 好みの問題ですか?

これから二幕は、ますます明日海トート vs 北翔フランツに個人的に熱くなれそう(笑)。あぁ、楽しみ~。

他では、桜一花ちゃんですかね~。
とうとうゾフィまで演ってしまいましたか。すごいな~、あの可愛い一花ちゃんが。
最大限に実力で大きな存在感を出していましたよ。