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龍星

星組/ドラマシティ2005年9/30〜10/11/日本青年館10/16〜24


ゆーみ
  Date: 2005-10-14 (Fri)

「龍星」ドラマシティ公演を10月8日に2回見てきました。私は東京在住ですので青年館公演が本番なのですが、東西の公演の狭間の今、思い出すことを書いてみます。

今回の公演の何が嬉しかったといって、児玉作品の美点である舞台面の美しさと脚本面の満足度の幸せな融合が見られたことです。以下、ネタばれ有りですのでご注意ください。

児玉作品は過去?マークが飛び交うことが多かったので不安を抱きながらの観劇でしたが、昨今の宝塚の芝居ものとしては出色の作品でした。無駄がなく、次はどうなるのかワクワクさせられて非常に満足させられました。ただ、公演コピーの「皇帝にまで上り詰める」という表現は不適切でした。間違ってはいないのですが、テーマも観劇中の興味の焦点も「皇帝に上り詰める」ことではありませんでしたから、その過程に興味を持って観劇すると肩透かしを食うことになります。そうかと思うとあんな難解な筋書きを載せたり、本当に劇団は商売がヘタだと思いました。また、名前がテーマであるのに李宰相の名前(姓ではなく)が無いことは大きな手落ちではないでしょうか?とはいえ、出演者を過不足なく活かしたことにより、舞台に一体感、緊張感が生まれ、座付作者の要点をクリアしていたと思います。

私が強調したい舞台面の美しさという点ですが、最初の衝撃は宮中での密談や暗殺未遂を上方の鏡に映して見せたこと。一緒に映し出される床面にも模様が施され、冷ややかな宮殿の空気を強く感じ、まるで覗き見でもしているような臨場感に満ちて、私の気持ちはあっという間に遠い宋の国に連れていかれました。

次は一幕の終り、安蘭龍星が孤独闇に落ちていく最初の過ちの一瞬。真紅に染まる舞台。よくある手法ではありますが、観客の心を強く絡めとって「よくある」とは言わせない求心力がありました。

最後に安蘭龍星と柚希霧影との一騎打ち。霧影の剣が龍星の動きを止めるところ。剣の反映がサスライトにより龍星の顔をいっそう蒼ざめて捉え、そこから一気にどんでんがえしへ持っていった作劇の見事さ。

龍星(安蘭けい)
やっぱりこの人の身上は悲劇役者だなぁと痛感しました。「血を吐くような」という形容の台詞がこれだけ似合う宝塚のスターもいないと思います。そんな陰の魅力が、柚希さんを対極に置くことで際立って、これは間違いなく安蘭の代表作になると思います。

砂浬(南海まり)
今までの舞台が良かったのでちょっと期待しすぎました。非常に複雑な感情を秘めたこの役は、書き込みも浅い嫌いはありますがもうひと頑張りしてほしいなと。青年館での変化を楽しみにします。

李霧影(柚希礼音)
柚希さんて何かつかみどころのない人って印象だったのですが「長崎しぐれ坂」の新公で何かを掴んだ気がしていました。今回、やっと(ごめんなさい)花開いて輪郭がくっきりした役作りを見ることができました。自分の本当の素性を知ってから龍星との対決までが特に見事でした。正統派二枚目へ確実な一歩を記したと思うし、陰の魅力も兼ね備えれば凄いスターになると期待でいっぱいです。

花漣(陽月華)
期待の新人でしたが、剣士の潔さと豊かな情感を併せ持つ素敵な娘役に成長しました。現代にもあてはまするうな理想の女性像をきっちりと見せてくれました。

李宰相(磯野千尋)烏延将軍(星原美紗緒)
磯野さんは、好人物、狡猾な男、どちらも出来る人ですが、今回は好人物の底に秘めた野望のある役。とても上手くて、物語のサスペンス性を盛り上げ、龍星の悲劇を際立たせていました。星原さんは「荒野に生き荒野に死す」という感じで、非常に野性味があり、かつ情もある魅力的な将軍でした。よく挨拶で聞く「専科の方のお力をお借りして」という言葉が真実味を持って思い出されました。

飛雪(彩海早矢)
彼女の持ち味、演技の美点がよく活かされて嬉しかったです。飛雪が忠誠を尽くせば尽くすほど龍星の悲劇性が光る。熱演でした。

皇后(朝峰ひかり)の声と押し出しの迫力、阿懶(美稀千種)&達懶(紅ゆずる)の笑わせながらもほろりとさせる愛すべきキャラ、宰相夫人(涼乃かつき)、砂浬の侍女(梅園沙千)のお二人も情を滲ませ出過ぎず好印象です。

私もふぁんふぁんさんと同様、もしケロさん(汐美真帆)がいたらと考えてしまいました。でも安蘭vs汐美だったら全く同じホンでも、か・な・り違った作品になったでしょう。今回は柚希さんで正解だったと思います。でもそういうふうに読み替えを空想して楽しむこともできる作品でした。

それからJimmyさん、
・龍虎対決の墨絵まで登場したような・・。
私も初回はそう思いこんで「なんで虎なの〜?」と周りに叫んでいたのですが、次に見たら痩せた龍2匹でした!(爆)

青年館はDCやバウとはまた異なった劇場空間ですので、どんな「龍星」が見られるかワクワクしています。


JIMMY
  Date: 2005-10-10 (Mon)

星組ドラマシティ公演「龍星」、10/9に観てきました!
児玉先生ごめんなさい・・先生の作品だから「もう一つ興味がわかない」・・などと事前に雑談掲示板に書いてしまいましたが、面白かったです。はい。
何が素晴らしいって・・主演の安蘭けいに当てた主人公のキャラクターが素晴らしいですよ!!
安蘭の魅力、安蘭の真価、ここにあり! だと思いました。
(以下、ネタバレです。)

その安蘭の龍星。
宝塚の作品の主人公だと思うとあり得ない人物設定で、児玉先生らしいなぁ〜、と。多少危険だとも思いつつ、しかし今回は安蘭の魅力を出せていたので、良しとしましょう。
才気ある自分の名前も知らない一孤児が、烏延将軍(星原美沙緒)との出会いにより、身代わり密偵からそのまま皇帝にまで昇りつめてしまう。
運命のいたずらと、本人の才覚で、どんどん孤高へと追いつめられる悲劇感、しかしチラリとはある野心、名前が欲しかったという切なさ、全てが素晴らしかったです。

李霧影の柚希礼音。正統の「龍星」が彼にあり、安蘭の龍星が後半やや悪役めく所がこの作品の宝塚らしくない所で、だからこそ良いと、面白いと思う所でもあります。
その正統宝塚的二枚目所をキッチリと演じて、安蘭と対峙しても遜色ないスター性を感じ、頼もしかったです。

砂浬の南海まり。もともと好きな娘役さんだったのですが、まさかこのメンバーでヒロインが回ってくるとは思っていなかったので、嬉しかったです。
品のある立ち姿とやさしい声が、役に良く合っていたのではないでしょうか。
衣装と鬘のバランスがもう一つ良くないように見えたのですが(すごくなで肩に見えたのが気になりました)、ラストの白の衣装はとてもキレイでした。
歌はもっと歌える人だと思うのですが、何となくまだ緊張感があって、力を出せていない気がします。

花蓮の陽月華。スタイルの良さとダンス力が生きた、ピッタリの役で、殺陣もとてもキレイでした。
女剣士という役所ながら、思った以上に優しく、可愛らしく役作りしていて、良かったと思います。
彼女も鬘がもう一つ。顔色ももう少し良くしても良かったのではないかと思うのですが・・これも彼女らしいかも。

他では、烏延将軍の星原、李宰相の磯野千尋の頼もしさ、皇后の朝峰ひかりの迫力、阿懶(美稀千種)&達懶(紅ゆずる)の可愛らしさ。
紅はやはり、「ソウル・オブ・シバ!」の楽屋番人(?)で認められての抜擢なのでしょうか?
上手いのかは良く分かりませんが、キレイなのに三枚目役に積極的に取り組んでいるのは買えますね(^_^;)。

飛雪の彩海早矢。飛雪って・・名前もまたクール・・(笑)。
いつも熱演の彩海に、「普段は冷静なお前が・・」という台詞には肩を震わせて笑ってしまいましたが、なかなかがんばってクールな武将を演じていて、今までの彩海の中では、一番かっこ良く見えました。
ラストは「やっぱり熱い奴じゃん!」と思わせる熱演振りでしたが(^_^;)。
大柄でダンスが上手いので、強そうに見えますね。磯野を肩にかついで退場したのにはびっくり。
安蘭も割と大柄な(笑)南海を抱きかかえて退場しますし・・。
先日の越乃リュウといい、男役は力持ちだなぁ〜。(勝手に感心)

「龍星」という題名から若干気になっていましたが(^_^;)、実際の舞台を観てさらに、私も「巌流」が浮かんでなりませんでした。
・まず、安蘭の子役が「巌流」と同じく成花まりん。
・李霧影がとても大きな役として対峙し、しかも二人の関係は因縁めいている。
・しかも、ラストに対決場面があり、李霧影は客席から登場する。(ここでJIMMY目眩。)
・龍虎対決の墨絵まで登場したような・・。
きっとわざとじゃないんですよね〜、児玉先生。何となく記憶にある良かったものを、そのままやってしまうんですよ・・多分。
多分・・多分ですけれどね。

http://waiwai.ciao.jp/takarazuka/index.html


ふぁんふぁん
  Date: 2005-10-09 (Sun)

 お久しぶりです!
10月5日(水)夜公演観劇しました。
前評判ー○玉作品は期待できないとか、どこかの作品に似ているとか〜余り期待出来ない評判でしたので、余り期待せずに。前日観劇した友人は反対になかなか良いよ!って。
まっ3列センターという幸運な席にも恵まれての観劇になりました。
当日は、ビデオ撮りに休日のジェンヌさんの観劇もありー私的感想は、良い評価、まずこんな役今のどのトップさんには表現できないわ〜です。

難解な作品を如何に分かりやすく客席に届けるのか?(このコメントは初日の挨拶、CSで流れましたね)
もう一人の孤独な龍星ー最後はたった一人王として残されてしまうのですがー安蘭さんの表現は的確かと思いました。
でも言うほど難しい内容ではないですね。ちゃんと観ていれば理解出来ます。ラストの展開は、「へえ〜こんなラスト?」と引っ掛けの驚きです。
本当はもう少し書きたいけどネタばれしちゃうから良くないね!

龍星(安蘭さんー龍星は彼の本当の名前でもあるのです)
その上でーやっぱり安蘭さん、小さいわ〜
もう少し大きければ!と。
幕開き登場の水色の衣装も鬘も似合っていなくて。
ただ眼力だけは凄いオーラを発していました。
こんな特殊な役は、今のトップさんには出来ないだろうと思います。汚れてなおかつ主役ですから。
眼力に演技それだけで十分でした。そこを見ていれば間違いないです。
歌は少し滑るところが聞かれましたが、本当に伸びやかで気持ちの良い歌声でした。
(関係ないけどー星全ツでのショーで、瞳子さんの歌う場面立樹さんなのですが、聞いていて「んーっ違う!この声では無い!」と思いました。それだけショーでも味のある歌声ですものね、瞳子さんの歌声は。)

砂浬(南海まりさん)
本当に今までどうして主役が新人公演でもつかないのか不思議な実力者ですよね。DSでは沢山出演されていますよね。
最近では、ケロさんのDSの時ーケロさんを見ながら、まりちゃんを観ていた記憶があるほど気になる娘役さんでした。
とうとう役が来た〜って感じです。
見た目は綺麗、台詞が一本調子になるのが気になりましたが、これも初々しいということで。
あの鬘に靴では、二人並ぶとまりちゃんの方が高いぞ!ってなわけで、砂浬で居るうちはずっとペッタンコのお稽古靴みたいなのでした。ドレスの裾から見える足があれでは台無しだぞ!
ラブシーンではその初々しさと瞳子さんのマゾ的な演技で、見せない濃厚なシーンを想像させてくれました。

李霧影(柚希礼音さん)
もう一人の主役。本当の龍星はこの人。
今までの公演を見ていて、一番成長したのでは?と思えた作品でした。こんなことを書くとちえさんには申し訳ないけど、歌えないし何となく聞き苦しい台詞だし。でもこんなに似合って、演技力も数段アップですね。花漣(陽月華さん)との絡みも良く立ち姿も二人お似合いでした。

花漣(陽月華さん)
金国の女剣士ですー一番似合った役ではないか?と思いました。あんな時代にこんな強い意志を持った女性が居たのか?と不思議ですが、無くもない設定ですかね。
役がぴったりはまっていれば、良いですよね。激しい殺陣も見事な剣さばきでした。

李宰相(磯野千尋さん)
宝塚の中国ものに良く登場するこの李宰相。私は、雪組の「愛燃える」の時の悪役の星原さんが凄くインプットされていて、線の細い優しい官僚じゃないの?と。でも間違って、龍星に殺されてしまう処の台詞は、自分の心の中にある欲や邪念を見る気がしました。そんなにあくどい人間ではないですがー少なからず親なら願う子供の晴れ姿です。

気がついた役だけ書きました。ふう〜
他にも〜書きたいけど役柄が分からない。パンフレット購入していないから。家来?の彩海さんも好演でしたよ。

龍星を見ていると、何故かケロさんとの「巌流」を彷彿させます。日本物と中国で違うのだけど。
年齢の設定が龍星と霧影が一緒だから無理があるのですね。でも一緒じゃなければお話しが成り立たないから仕方ないけど、どうしてもお二人並んだ時対極には見えず小さな矛盾を感じざるを得なかったです。
そんなんだったら、瞳子さんの相手はケロさんが良いな〜となってしまうのですね。(今日CSで「巌流」の放送があるので、あの時の感動を再び!です)
それとこの作品、ドラマシテイではちょうどな具合の舞台ですが、東京青年館は大きくなり、また違った雰囲気に仕上げるのでは?と思います。大きすぎて面白くない?台詞を聞き逃すとあれ?ってことになりかねないから。青年館音響良くないから。

ただねこの時代ー龍星みたいな人間は沢山居たと思われます。現社会にも。その汚れた孤独の役を演じられるジェンヌさんはほかには居ないな!というのが率直な感想です。
ある意味大劇場より見応えあるかも?と友人も教えてくれました。
そういう大劇場まだ観劇してないんだよね。
幕開きのアイリッシュダンス見なくては〜


JIMMY
  Date: 2005-09-19 (Mon)

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