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あすかちゃん(遠野あすか)


初認識はもちろん、ドラマシティ公演「Crossroad」。研2になったばかりでのヒロイン抜擢でしたが、正塚先生らしい等身大ヒロイン役でしたし、悪くはなかったと思います。ただ、見た目が個性的で、これからキレイになるのかな~? という所でした。
その印象が変わったのは、「砂漠の黒薔薇」新人公演。ヒロインのマリヤーナ姫のあすかちゃんは、その頃よりも随分スッキリして、スタイルが良く、とても華やかでキレイだと思いました。

以降は、割と安心して、いつも期待を持って見ていますし、その期待を裏切られる事もなかったと思います。
外部出演「シンデレラ」のタイトルロールに抜擢されたのも納得ですし、実際の出来にも十分満足でした。
以降は、「NAKED CITY」のデイジー、「La Esperanza」のフラスキータ、「マラケシュ・紅の墓標」のイヴェット・・と、並べてみると、華やかな役続きですね。ちょっと突っ張った美人(フラスキータはそうでもないけれど)、という役所がとても似合うし、見ていてかっこ良くて好きです。

今、とてもキレイになって輝いているし、早くトップになって欲しいと思う娘役さんの一人ですね。
彼女の華やかさと奔放さを、そのまま包み込めるくらいの度量のある男役さんと、組んで欲しいです。


紫咲大佳ちゃん(今年の初舞台生)


真汐薪、真木薫、十輝いりす、凰稀かなめ、榎登也、鳳翔大、天宮菜生、瑞羽奏都、と続いた、ごく一部のマニアには好評の(笑)HP恒例、初舞台生第一印象でのお気に入り君発表! 今年もいかせて頂きます~。
今年はいつもと違いますよ。何せ、文化祭見ていますから! CSでも放映されていて、ついつい熱心に見てしまいましたし、既にかなり見分けがつくような気がしています。

そんな中で選んだのは、紫咲大佳。決めてはやっぱり・・文化祭(^_^;)。
クラシック・ボーカルでソロで歌ったのですが、歌は「何だこの子は!」と驚く程上手いとは思わなかったのですが、良い声でしたし、その後ポピュラー・ボーカルでもソロで歌っていましたし、多分男役では成績が一番良いのではないかと思います。
しかしそれよりも、白ブラウスに赤のサッシュベルト(CS放映では赤はなかった・・記憶違いだろうか・・)、緋色の幕の前で朗々とオペラを歌う・・「ラララララ~♪」と間奏のコーラスが入っている所で、目線を大きく見渡す・・目が、ライトを反射してキラキラ輝く・・!
・・その行動にやられた気がします(笑)。
JIMMYの中では、そういう事するのは二枚目だけですから!! 好きなんですよ~、ああいう、正統~なシュチエーションが・・(^_^;)。

それですっかり顔を覚えて、3部のダンスの時には最後列でしたが(笑)、しっかりチェックしておりました。他にも沢山の人をチェックしましたが。
お気に入りさんは、ロケットでちゃんと色々比べて見て、選びなおしたかったのですが、無理でしたね(^_^;)。探して、ついつい見ちゃうんですよ~。だからもう良いです。彼女でいきます。
まぁ、ぽっちゃりしていますし、背丈も並程度ですし、ロケットからだったら選ばないタイプだったかもしれませんが(^_^;)、たまにはこんなチョイスも良いでしょう。華やかで良い顔立ちをしていると思います。ちょっとたにちゃん(大和悠河)系かな、と思うのですが、どうでしょうか(小声)・・。

口上の時は、下手から6番目くらい。ロケットは上手から5番目にいました。パレードの最後は、2列目のセンターが鳳真由(彼女も可愛くて良いです)、その上手隣が紫咲です。
今、結構時間に余裕があるので、もう一度花組を観よう・・という時に、彼女の口上に合わせて観に行ったんですよ(おいおい・・)。口上のセンターの人って、かなり台詞多いんですよね。思わず手に汗にぎりましたが(笑)、笑顔ニコニコ天真爛漫で、めちゃ可愛かった! 観て良かったと思いました(^_^;)。
ロケットも口上もニッコニコ。とても愛嬌がある子です。彼女もそのうちキザる時が来るのでしょうか?

・・でどれだけチェックしているんだ? という感じですが、新公でもかなり発見してしまいましたのでご報告(笑)。
プロローグでは水色の衣装で踊るベドウィンの最下。一番下手の一番後ろでデュエットしていました。ちょっと衣装が今までになく豪華なので、キレイだったなぁ~。
あとは、縞々のベルベル人。広場では、食器を売っている人でした。ワイングラスのようなものを持って、しきりに中を指さして、何かを訴えていました(笑)。レオンの店の場面では、へびの入ったかごを持っていたような気がします。
・・どうよ? もし、知っている方が読んでいたら。合っているでしょ、多分(笑)。

中卒で若いですし、ずーっと先でも良いから、いつかまた白ブラウスで歌って下さい(笑)。楽しみにしています。

他では、また文化祭チョイスですが、芝居の2話役者役だった、前述の鳳真由。そして、1話詐欺師役だった透真かずきがキレイで楽しみ。
彼女たちがどんな感じに育ってくれるか・・五年後を楽しみにしていましょう。


演出家の小池先生


広く歌劇団内を見渡して、一番に書くべき先生はだれだろう? と思うと、私の場合、やっぱり一番信頼しているのは小池先生かな、と思います。
バウホール処女作の「ヴァレンチノ」、そして「蒼いくちづけ」、素晴らしくて大好きでした。もちろん新人の演出家の作品だと知って観たので、何てすごい先生なんだ、と。続く「タイム・アダージオ」の頃には、小池先生の三作目だ、と思って、楽しみに観に行った覚えがあります。そういう演出家を意識して観るようになったのって、あの頃からだったかもしれないですね。

大劇場では、処女作の「天使の微笑・悪魔の涙」も好きですが、イチロさん(一路真輝)絡みで「JFK」。そして「エリザベート」。サヨナラ直前のこの二作が大好きだから、私の小池先生への信頼はなかなか崩れないのだと思います(^_^;)。
ミュージカル作り、が基本の先生で、「エリザベート」はミュージカルそのものですが、オリジナルの「JFK」も、歌い踊る政治家たちの辺りがとてもミュージカルっぽくて、面白いんですよ。

最近はもう一つ? と思う事もあるのですが、それでも大ハズレはないですね。基本的に宝塚の演出家の中では、地力のある先生だと思います。(別に今更私が書かなくても良いと思いますが。)
「エリザベート」は色んな配役で再演されちゃいましたしね・・。座付演出家だけに、前向きな事しかおっしゃらないですが、本当の所はどう思っておられるんだろう・・。私の思っている通りであろう、そうであって欲しい、という感じです(^_^;)。
外部の舞台でも活躍されていて、今やとてもメジャーな先生ですが、宝塚ファンとしては、宝塚を見捨ててどこかへ行かないでね~、と思っています。


真木薫君


1998年に、HPで今年の初舞台のお気に入りさんに選んだのが真木薫君でした。
当時、「口上の時、上手から2番目にいる人だと思うのですが、口元が樹里咲穂に似ていて、さらに華やかな男役らしい顔をしていますよ。長身だしね。」と書きました。
以降、ずっと楽しみに、注目して見ていましたが、確かに美形、長身の男役なのですが、ちょっと頭が大きいんですよね(ごめんなさい^_^;)。スリムなんだけれど、バランスがもう一つ良くないんです。
以降、この経験を踏まえ、お気に入りさんは口上の袴で決めずに、ロケットで決めようと思い、今日に至っている事は、今初めて明かした企業秘密です(^_^;)。

外せないのは、2度出演した「エンカレッジ・コンサート」。1度目は歌を聴くのも初めてでしたが、まずまず歌えていたし、選曲が「This is the moment」で、歌い方もずんちゃん(姿月あさと)そっくり。ファンとしては嬉し&楽しかったです。
そして2度目は随分学年も上がり、組内で上から2番目。「愛の旅立ち」という、これまた宝塚ファン心に直球の選曲も嬉しかったし、前回以降、実際歌のソロを聴いた覚えはなかったのですが(^_^;)、更に上手くなっていたのも嬉しかったです。地道に、練習していたのかな、と思って。
見た目のキレイな男役さんである事は間違いないですし、これならこれから歌で使ってもらえる事もあるかも? と思いました。

次の「ホテル ステラマリス」では複数人で歌うパートがあり、嬉しかったものの、なかなか一人では歌えないものなんだな~、と、・・思っている内に、東京公演での退団を発表されてしまいました(;_;)。
ずんちゃん(姿月あさと)好きの真木薫君なので、ずんちゃんの隣の隣で歌えて、満足しちゃったのかな・・。決められたスター以外で、大劇場でソロをもらえる人って、すっごく少ないんだな、という事を改めて感じました。一度、本公演でソロが聴きたかったです。
今、歌の苦手なスターが多いですし、もっと歌の得意な人に、歌を振って欲しいですね。

・・という事で、真木薫君の代表作って、「ファントム」の警官、って事で、よろしいのでしょうか?
ダメかなぁ~? でも、一番印象に残っているんですよね・・(^_^;)。


ぽっぽさん(貴柳みどり)


星組にいた頃、割と早くから顔は知っていたと思います。ちょっと個性的で、舞台でも見分けのつきやすい顔なんですよね。私は結構好きな顔で(^_^;)、群舞でも良く見ていた気がします。

名前を意識したのが、何の番組だったか忘れたのですが、テレビのインタビューに一人で答えておられた時。その頃は何となく知っている娘役さん、程度の認識だったのですが、その番組に出られていた時の私服のかっこ良さ(確かスカーフが特に素敵だったような・・)。最近はどうか知りませんが、舞台の髪飾りに本物の宝石を一公演一つ入れるのがこだわり、とおっしゃっていたり、受け答えもしっかりしていて、頭良さそう~な感じもしたんですね。
「かっこ良いね~、これから注目してみよう。」と母と話したのを覚えています。

以降、花組から宙組へと、どんどん重要なポジションで、活躍されるようになりましたね。
「SPEAKEASY」のシーリアとか、「里見八犬伝」の玉梓とか、怪演系も見た目からすごく作っていて面白かったですし、何と言ってもベストは「白昼の稲妻」のギャランティーヌではないでしょうか。良い役でしたが、ぽっぽさん自身も、美しい貴婦人で、知性も色気もあって、文句なしでした。

もちろんダンス場面での美しさも忘れがたいです。技術もさることながら、髪型や衣装の着こなしを含め、見た目全体がかっこ良いんですよね。
「琥珀色の雨にぬれて」のたまおちゃん(楓沙樹)とのデュエット。宙組では各公演でのすっしー君(寿つかさ)とのデュエットが、宙組ショーでの大きな楽しみの一つでした。
副組長までなられての、この早めの退団は残念ですが、ある意味彼女の美学なのでしょうか。彼女らしい気もします。CSでのインタビューでもおっしゃっていましたが、何かの形で、そのこだわりの技を(^_^;)、これからも下級生に伝えて頂けるような事があれば良いですね。


うめちゃん(陽月華)


うめちゃんを初めて認識したのも、おそらくバウ公演「イーハトーヴ・夢」。
可愛いと私の周りで良く名前を聞いていたので、「そうかな~?」と思って観たのですが、正直その時はあまり何も感じませんでした、ただ、背がキリッと高く、笛の吹きっ振りが元気良かったのが(^_^;)、印象に残っています。

「ベルばら」の子供アンドレは、なかなか男の子っぽくて良いと思いました(今思うとそりゃそうだろう~、と思いますね)。「ヴィンターガルテン」の男の子役も良く似合っていましたね。以降、「ガラスの風景」のピアや、「王家に捧ぐ歌」の女官も、芝居心は感じるけれど、何でも勢い良くカラリと演ってしまう所が、娘役としてはどうかと思う所と、面白いと思う所とありました。

池田銀行ガールに選ばれたのには、いつ頃だったか忘れましたが、当時とても驚きました。華陽子や月影瞳が選ばれた頃に比べると、彼女はまだまだ無名でしたし、そんなに良いとは思えないけれど? とも思いました。
でも、ポスター等の彼女は、普通の雑誌モデルみたいでかっこ良くて好きです。宝塚臭さがなく、一般人が見ても恥ずかしくない気がして、良いですね。
ちなみに、CS等から見られる彼女の私服も、センス良いものを着ている気がして好きです。お金持ちなのかな? という気もしますが(知らないけれど^_^;)。

そんな爆弾娘の印象が変わったのが「巌流」のアンナ。自分を押さえ過ぎて面白味がない気がしましたが、それでも終始楚々と、良くがんばったと思いました(^_^;)。鬘等の見た目がキレイなのも良かったです。こういう所に、上記の私服のような、センスとこだわりを感じます。
「1914/愛」のクロディーヌはまた得意の爆弾系でしたが、似合っているのもあるし、上手いとも思いました。

そして「花舞う長安」の梅妃。もう、しっとりとした風情が、無理しているとは感じさせない、自分のものになっていると感じましたし、多少嫌味な役ですが、それをてらいなく見せてしまう芝居心にも感心。格段に上手くなったと思いました。
「ロマンチカ宝塚’04」の溺れる少女は、最初痩せすぎの感がありましたが、あれだけ思い切り乱れた髪で踊るのは、彼女らしいと思うし、それでも十分キレイだと思いました。通しの大役でしたが、納得の出来でしたね。

となみちゃん(白羽ゆり)の組替えで、これからの彼女がどうなるのか良く分かりませんが、みなみちゃん(南海まり)の欄でも書いた通り、娘役は突然どこかで抜擢されるのが良くある事だと思うので、このままがんばっていて欲しいです。


みなみちゃん(南海まり)


みなみちゃんを初めて認識したのは、おそらくバウ公演「イーハトーヴ・夢」。
主役の宮澤賢治に色目を使う女中さんの役を、下級生ながら結構ノって可笑しく演じていて(^_^;)、「面白い子だな~」と思いました。

そして「ヴィンターガルテン」のカテリーナ。スタイルが良く、見た目や動きがキレイなのはその前の「LUCKY STAR!」の頃から気に入っていたのですが、歌も良かったのにますます感心。
この後すぐの頃だったと思うのですが、花組のおさちゃん(春野寿美礼)の相手役が決まった! という公式HPのニュースを先に知っていた母が、帰宅した私に「誰になったと思う?」と聞いた時、「南海まりちゃん?」と一番に答えたんですよ(^_^;)。全然接点ないですし、良く考えたらありえないんですけれど。それ位、良いと思っていたんですね。(ちなみに今の相手役さんの名前が挙がったのは、13番目でした。^_^;)

以来、毎公演楽しみに観ています。「花のいそぎ」の清姫も良かったですね。最近の新公は観ていないものが多いのですが、良い評判が多いのは嬉しいし、「そうだろうな~」と思っています。怪演系の評判も嬉しく聞いています。やるときゃやる、思い切りの良い人は大好きです(^_^;)。

そんな感じだったので、ケロちゃん(汐美真帆)の組替えが決まった時から、「組んで踊ったりしてくれないかな~」と思っていました。だから「ロマンチカ宝塚’04」やディナーショー「Good Bye,Good Guy,Good Fellow」と、サヨナラに思いがけず沢山デュエットが観られたのは、本当に嬉しかったです。「バビロン」からみなみちゃんを抜擢してくれていた、荻田先生が演出だったからかもしれないですね。
みなみちゃん視点で言えば、どれも期待通りに良かったですが、特に「エリザベート」の「夜のボート」を正統に聞かせてくれたのには、ますます感心しました。本当にケロちゃんのサヨナラを彩ってくれてありがとう、という気持ちです、私的には(^_^;)。

最近の舞台を観ていると、「彼女がトップにならないなんてあり得ない」というのがJIMMY内判定なのですが、まぁ、分からないのが今の宝塚なんですよね~。
しかし、突然抜擢される事も娘役は良くある事ですから、私はまだまだ大きな期待をもって、彼女を見ています。
しかし、まぁ、これからどうなっても、とりあえずは勿体ないし寂しいので、あっさり退めないで欲しいですね・・(^_^;)。