うめちゃん(陽月華)


うめちゃんを初めて認識したのも、おそらくバウ公演「イーハトーヴ・夢」。
可愛いと私の周りで良く名前を聞いていたので、「そうかな~?」と思って観たのですが、正直その時はあまり何も感じませんでした、ただ、背がキリッと高く、笛の吹きっ振りが元気良かったのが(^_^;)、印象に残っています。

「ベルばら」の子供アンドレは、なかなか男の子っぽくて良いと思いました(今思うとそりゃそうだろう~、と思いますね)。「ヴィンターガルテン」の男の子役も良く似合っていましたね。以降、「ガラスの風景」のピアや、「王家に捧ぐ歌」の女官も、芝居心は感じるけれど、何でも勢い良くカラリと演ってしまう所が、娘役としてはどうかと思う所と、面白いと思う所とありました。

池田銀行ガールに選ばれたのには、いつ頃だったか忘れましたが、当時とても驚きました。華陽子や月影瞳が選ばれた頃に比べると、彼女はまだまだ無名でしたし、そんなに良いとは思えないけれど? とも思いました。
でも、ポスター等の彼女は、普通の雑誌モデルみたいでかっこ良くて好きです。宝塚臭さがなく、一般人が見ても恥ずかしくない気がして、良いですね。
ちなみに、CS等から見られる彼女の私服も、センス良いものを着ている気がして好きです。お金持ちなのかな? という気もしますが(知らないけれど^_^;)。

そんな爆弾娘の印象が変わったのが「巌流」のアンナ。自分を押さえ過ぎて面白味がない気がしましたが、それでも終始楚々と、良くがんばったと思いました(^_^;)。鬘等の見た目がキレイなのも良かったです。こういう所に、上記の私服のような、センスとこだわりを感じます。
「1914/愛」のクロディーヌはまた得意の爆弾系でしたが、似合っているのもあるし、上手いとも思いました。

そして「花舞う長安」の梅妃。もう、しっとりとした風情が、無理しているとは感じさせない、自分のものになっていると感じましたし、多少嫌味な役ですが、それをてらいなく見せてしまう芝居心にも感心。格段に上手くなったと思いました。
「ロマンチカ宝塚’04」の溺れる少女は、最初痩せすぎの感がありましたが、あれだけ思い切り乱れた髪で踊るのは、彼女らしいと思うし、それでも十分キレイだと思いました。通しの大役でしたが、納得の出来でしたね。

となみちゃん(白羽ゆり)の組替えで、これからの彼女がどうなるのか良く分かりませんが、みなみちゃん(南海まり)の欄でも書いた通り、娘役は突然どこかで抜擢されるのが良くある事だと思うので、このままがんばっていて欲しいです。