「WEST SIDE STORY」大阪厚生年金会館大ホール


嵐の「WEST SIDE STORY」、大阪厚生年金会館大ホールへ1/6に観てきました!

嵐だったら上手くはないだろうけれど、若いから「WEST SIDE STORY」の物語には合うだろうと楽しみにしていたのですが、その予想通り。
役の設定通りの少年少女たちの懸命さが物語にマッチして、とても気持ちよく楽しむ事ができました。

トニーの櫻井翔。嵐のメンバーは全体的に何となくしか知らなかったのですが(^_^;)、登場した瞬間、「トニーだ~」と思いましたよ。甘く優しい雰囲気、白のシャツが似合っている!
歌も台詞も声が出ていなくて、その点トニー役者としてどうよ? とは思いますが、私が演出家でも、あの舞台に出ていた少年達(皆ジャニーズなのでしょうか? プログラムが高すぎて(3000円!)買えなかったので、良く分からないのですが^_^;)を並べて、誰をトニーにするかと言われたら、彼を選ぶだろうな~、と思いました。

その点では、ベルナルドの松本潤も、リフの大野智も、見た目は役の雰囲気がとても良く出ていましたね。
アクションやA・ラブ、ベイビー・ジョンも、その役らしい見た目の少年が演じているのが、観ていて嬉しかったです。
トニーやベルナルドよりも、全体に回りの少年達の方が上手かったような気がしたのですが・・(^_^;)。
松本君は雰囲気は良かったけれど、彼も声量がもう一つなので、ベルナルドにしては存在感が薄いかも。
大野君は歌も意外と良かったです。メンバーの中では上手い方なのかな。

マリアの和音美桜は期待通り。可愛らしい見た目がマリア役に合っているし、歌えるし、芝居も良いし、申し分なかったです。
あえてつっこむなら、黒塗りの化粧がテカテカしていて、外部の舞台とは言え、もう少し何とかして欲しかったな~、というのと(でもアドバイスする上級生もしませんしね^_^;)、コロコロしているので「華奢だ」と言われるマリア役としては違和感があったという事くらいでしょうか。

アニータの天勢いづるは、観る前から分かっていましたが、痩せすぎで色気がないのがこの役には辛い所。しかし、他のメンバーも全体的に子供なので、あまり色気ムンムンの人が演じたら浮いたかも(^_^;)。今回のメンバーの世代には合ったアニータではないかな、と思いました。
マリアのお姉さん的雰囲気は無理なく出ていて、2幕のマリアとのかけ合いは、和音の上手さもあって、今回の作品中一番感動したナンバーでした。

グラジェラ他、ジェット団の娘たちは、皆色っぽかったですね~。
エニーボディズも上手でした。誰か知りたいのですが・・何せ、プログラムがないもので・・(^_^;)。
大人ではシュランク警部が、序盤台詞ががなり過ぎで聞き取りにくくて嫌だったのですが、後半の人格の悪さもさらに強烈で、ある意味イヤ味すぎてインパクトあったかも(^_^;)。
ドックはすごく良い雰囲気でした。

せっかくの生バンドなのに、開演前と終演後の演奏は入れて欲しかったなぁ~。嵐が出てれば、それで良いのでしょうか?
あと、カーテンコールが全員無表情なのも、すごく残念でした。
そこだけ格調高く、本気モードをアピール?
せっかくの可愛いメンバーなんだから、素の笑顔が見たかったです。