湖月わたるダンシング・リサイタル「Across」


湖月わたるダンシング・リサイタル「Across」。ドラマシティで4/23に観てきました!

一部は上島先生の構成・演出・振付。
正直よく、これだけの粒ぞろいのメンバーが揃っているのに、つまらないショーが作れたな~、と思ってしまいました。「エンカレッジ・コンサート」と同日に続けて観たので、疲れていたのかもしれません(^_^;)。
とにかく流れが単調で、メリハリがないのです。メンバーが出て、ひっこむ・・同じパターンのくり返し。
しかし、宝塚のショーとして観れば、という事で、外部の先生だから当然なのかも。
ダンスを観る観点では面白いのかもしれません。確かに振付は特徴があって面白かったです。
センターの湖月が表情豊かに踊っていて魅力があるので、それで持っている感じでした。

二部は荻田先生の構成・演出。湖月になにをさせれば良いか、ファンはなにを望んでいるのか、を知っているという点において、さすがに座付演出家の力を感じます。
さらに、今回は湖月ファンの為の、一足早いサヨナラショーのようでした。
退団発表以降の湖月を観るのは初めてでしたが、まわりの沢山のファンのヒートアップ振りに、少々面食らう感も。
けれど、「ロマンチカ宝塚’04」を堪能したばかりの私としては、荻田先生らしいサービスだな、と思います。
湖月のリサイタルですしね。ファンの為のショーでOKでしょう。

構成も盛りだくさんで、色々な湖月の魅力をたっぷり観られたという満足感がありました。
ただ、ダンスで印象に残るといえば、一部の方になるでしょうか。

湖月。相変わらずの圧倒的な存在感。頼もしさでした。
一部はじめのカジュアルな衣装の部分が、昔の爽やかな、体育会系少年風だった湖月が戻ってきたようで(^_^;)可愛かったです。
二部は、やはり紫のスーツでのダンスがかっこ良かったですね。衣装も良く似合っていました。

他のメンバーでは、高央りお、祐穂さとるが歌では貴重な戦力。ダンスも申し分ない実力派。

群舞では、大真みらんが動きとスタイルの良さで目立ちます。
特に琴まりえとのオレンジ色の衣装でのデュエットが、キレイで良かったです。
髪型がもう一つ良くなかった気がしたのが残念でしたけれど・・。
彼女を観ていると、大真で「Young Bloods!!」があっても、全然問題なかったのにな~、と時節柄ついつい考えてしまいますね(^_^;)。

綺華れいも男役に女役に大活躍。相変わらず小顔でキレイ。
「ナイト・アンド・ディ」は陽月華で観たかったですけれどね~。あまり動きが良くなかったので。

一部のジーンズでのダンスは、彩海早矢の雰囲気が良く合っている気がします。
他、一輝慎、鶴美舞夕、夢乃聖夏と、目立つ二枚目若手を揃えてくれて豪華でした。

娘役が4人と少人数ながら、これも豪華メンバーで存在感がありました。

琴が「PINK PANTHERのテーマ」で、男役を引き連れたキビキビしたダンスが観られたのが嬉しい。
こういうダンスをする琴が観たかったんですよね~。

主に一部ではメインで活躍していた陽月。そのミニスカート姿も良く似合っていました。
二部はスパニッシュの衣装がかっこ良くてステキ。かっこ良い系は陽月担当。

そして、南海まりは清純・姫系担当のようでした(^_^;)。
「うたかたの恋」はもう、前奏が鳴った瞬間、南海が出てくるのを期待しましたよ。
扮装が良く似合って可愛かった~(*^。^*)。嬉しい~。荻田先生ありがとう~。

初瀬有花は上のメンバーの顔ぶれをみると大抜擢だったと思いますが、十分ついていっていると思いました。
彼女も汐美のディナーショーに出ていたメンバーの一人で、歌が上手い人なので、エンカレに出て欲しかったのですが、このメンバーに入る方がおいしいですよね。