星組大劇場公演「太王四神記2」


かなめちゃん(凰稀かなめ)が復活してなかったら、観るの諦めたかも(苦)。
というくらいのつわり具合でしたが、この公演を逃したら、次新生星組を観るのはいつになる事やら?
という訳で、がんばって観てきました~。

私はもともとすっごく楽しみにしていた公演でしたが、
平日昼間の公演、結構空席が多かったんですよ。
「エリザベート」の後ですしね~。

でも! 観た後、そんな客席に向かって叫びましたよ。
「この公演の良さがもとから予想できないような宝塚ファンはバカヤロウだ~」
と(笑)。

物語は一度花組で成功している小池先生演出作品ですから、まずまず良いに決まっています。
さらに随分リメイクされていましたが、より分かりやすくなっていて良かったです。

それに、それくらい言って良い逸材だと思いますよ、れおん君(柚希礼音)は。
実際その期待通りの、堂々たる主役振りでした。
評判通り(めずらしく事前にネットチェック・笑)、歌がとても良くなっていましたね。もうダンスだけの人とは言わせない、とても言えない感じです。

反対にものすごーく楽しみにしていたフィナーレナンバーが、思っていたよりはスッキリしなかったなぁ。衣装がもう一つなのか・・でも有村先生だよなぁ・・調べてないけれど・・。
まぁ、これはこれからのショー作品を楽しみに。
(観られなくなるんだけれどね・・個人的にはしばらく産休で・・)

ねねちゃん(夢咲ねね)もキレイで可愛くて良かったです。
特に後半はあやねちゃん(桜乃彩音)の壮絶な美しさが迫力あったなぁ・・と思いますが、全体的に自然に上手かったですし。歌も問題なかったです。

「ブエノスアイレスの風」で証明済みですが、背格好といい、若さといい、派手さ加減といい(笑)、れおん君と合いますよね。
上記の通り、フィナーレのデュエットが期待したよりはもう一つだったのですが、それでも盛り上がっていました。これからに期待したいです。

かなめちゃんも怪我からの復活直後で果たして力が出せているのだろうか・・? と心配しましたが、大丈夫でした。
前半は、「れおん君と仲良さそうに肩組んじゃっているよ~(良いの?良いの?)」とか(笑)、「足元大丈夫かなぁ~」とかが気になりましたが、
後半になればなるほど、どんな手を使っても王になるんだ! という熱さに迫力が出てきて、もともと熱くて迫力あるれおん君にも負けない力が感じられて、満足しました。

花組公演をはっきり覚えている訳ではないのですが、ゆうひ君(大空祐飛)は「王になる!」と言いながらもはっきり破滅の道を進んでいる悲壮感というか・・そういう色が強く出ていたような気がするのですが、かなめちゃんはもっと単純に「勝つぞ~!がんばるぞ~!」みたいな(笑)。
それが若くて、結果的に破滅するのが見ている私たちには分かるので、可愛そうに見えるような・・そんな感じでした。

難を言えば、れおん君に比べて武術自慢の設定なのですが、ひょろっとした体型と優しげな顔立ちから、どーしてもそう見えない事(笑)。
それでも戦っている時の声とかで、出来としてはがんばっていたんですけれどね。

なんか立場が人を育てるというか、やっぱりすごく変わったと思います。
この組で、れおん君の下にいる事が、すごくかなめちゃんの為になるんだろうな~、とありがた~く思いました(笑)。

長くなったので続く~。