月組「エンカレッジ・コンサート」


月組「エンカレッジ・コンサート」を3/19、千秋楽に観てきました!
プログラムご紹介しますね。

第一部
1.OH! HAPPY DAY・・・全員
2.僕こそミュージック・・・楠恵華
3.命あげよう・・・椎名葵
4.私の真の愛・・・夏鳳しおり
5.Some Where・・・彩橋みゆ
6.The music of the night・・・海桐望
7.Love can’t happen・・・推名&彩那音
8.ランベスウォーク・・・全員
9.It’s don’t mean a thing・・・研ルイス&コーラス
10.神よなぜ?・・・五十鈴ひかり
11.ラマンチャの男・・・沢希理寿
12.かわいい坊や・・・麻華りんか
13.Luck be a lady tonight・・・星条海斗
14.明日に架ける夢・・・彩星りおん+コーラス
15.I feel pretty・・・音姫すなお
16.迷いつつ・・・羽咲まな+コーラス
17.ON MY OWN・・・憧花ゆりの
18.This is the moment・・・青樹泉

第二部
1.ラ・ノスタルジー・・・青樹・彩那
2.鴎の歌・・・楠
3.白い花がほほえむ・・・椎名
4.嵐が丘・・・研
5.グランド・ホテルのテーマ・・・全員
6.アヴェマリア・・・羽咲
7.HOME・・・彩橋・五十鈴
8.エル・アモール・・・星条・麻華
9.世界の終わる日まで・・・海桐
10.愛は花 君はその種子・・・憧花
11.心はいつも・・・麻華
12.この世にただひとつ・・・五十鈴
13.未来へ・・・彩星+コーラス
14.ブルースレクイエム・・・沢希
15.仙女の祈り・・・夏鳳
16.私だけに・・・音姫
17.旅立ち・・・彩那・羽咲
18.愛と死の輪舞・・・青樹
19.Unforgettable・・・研&椎名
20.止められぬ思い・・・楠
21.愛の旅立ち・・・研
22.Blue Moon・・・全員

今回久しぶりにこのコンサートを観て、こんなに若手中心のイベントだったかな~? と思いました。
そこで、前回の月組の私の感想を読んでみたりしたのですが、そこに挙がっている嘉月絵理や花瀬みずかあたりにも、また出て欲しかったです。そこそこ有名なスターさんですが、それでもなかなか本公演でたっぷりとしたソロは聴けませんもの。
今は沢山公演が重なっているので、その都合もあったのでしょうけれど・・。

大人で、情感の込められる人で、無茶苦茶上手い人が一人くらいは出て欲しかったな~、という気がしました。
二巡目にあたり、理想が高くなっているのでしょうか(^_^;)。

全体的には歌唱力かスター性か知名度で出演も納得の人たちばかりでしたが、私も個人的に気に入った人だけ書かせて頂きます!

まず、沢希。知らなかった男役さんですが、低い男前な声でびっくり。声に惚れましたよ(^_^;)。特に一曲目の「ラマンチャの男」が良かったです。「ブルースレクイエム」の方は、やはり安蘭けいの声のイメージが強いですが、聞けたのは嬉しい。

五十鈴。良く歌の役のつく人なので上手いのは知っていましたが、じっくり聞いたのは初めて。本当に素直に良い声でした。下級生ながら大曲「この世にただひとつ」を丸々歌いきり、デュエットの相手役にも登場した事から見ても、扱いも別格感がありましたね。

彩星。観に行く前から「今日のお楽しみはスマイル(「BourbonStreet Blues」の役名)かな?」と思っていた位なので、多少気にはなっていたのですが、イメージ以上に可愛かったです~。
少し高めのキレイな声で、(美形ではないけれど^_^;)少年のように可愛くって、一曲目の『僕』、二曲目の『冒険』の歌詞がピッタリ。
「私は親か?」と手に汗にぎりながらも、頬が緩みっぱなしでした(^_^;)。
スマイルは、持ち味そのままの役だったんですね。また少年役が観たいなぁ。

海桐。「想夫恋」の時から壮一帆似の整った顔立ちが目につく人だったので、「スター候補枠かな?」と思っていたのですが(^_^;)、思った以上に二曲ともしっかりと歌ってくれました。
骨格が近いからか、やはり声も壮に似ている気がしましたが、あの見た目で、あれだけ歌えれば、結構ポイント高いです。

星条。新人公演では渋めの役しか観た事がなかったですし、抜擢されていたロケットボーイがあまり良いとは思えなかったので、なぜそんなに世間の評価が高いのかが良く分からなかったのですが、確かに良いと納得させられました。
黒エンビ姿がスッキリと洗練されていて、メンバー中かっこ良さで目立ちましたし、歌も低めの大人っぽい良い声。意外と見た目と違って、宝塚ファンっぽい選曲も良い(笑)。
「Young Bloods!!」の龍真咲といい、これからの月組新公は、ちょっと面白くなりそうです。

研が大トリだったのですが、納得の上手さ。見た目も良いですし、もっと使われて欲しい。
楠が組長として、すっかり落ち着いたまとめ役になっていました(^_^;)。ラストに「ゼンダ城の虜」の曲を持ってくる所がマニアック~(笑)。ふたたびこの歌を選んで歌う人がいるとは思っていませんでしたよ。ステキな思い出の作品なので、選んでくれたのは嬉しいですが。

娘役も全体には、以前元星組の千琴ひめかが歌ったオペラの「かわいい坊や」を歌った麻華始め、無名の若手の方が上手かったかも(^_^;)。
しかし推名の、歌もさることながら、研と歌った「Unforgettable」の色っぽさといい、「Love can’t happen」の、彩那がほとんど歌っていたのですが、ムードを盛り上げたLove~な存在感(笑)といい、とても良かったです。
あとは音姫が、全体に地味な出演者の中(^_^;)、ヒロインっぽい華やかさで印象に残りました。