第92期生文化祭


第92期生文化祭、2/18の16時公演を観てきました。
先に、下の昨年の文化祭の感想を、本名を芸名に変換する作業をしていて思ったのですが、今年は昨年に比べて、挙げられる名前が少ないですよ・・(涙)。
プログラムが、不親切だったんですよ~。芝居は名前のファーストネームしか載っていないので、その名前の人が何の役だったのかが分からないですし、ダンスもその場面に出ている名前を全員同ランクで書いているので、少人数口はおろか、ソロで踊っていた人が誰なのかも分かりませんでした。
青田刈りをブロックしているのでしょうか(^_^;)。
もうちょっと、分かりやすく配役を書いて欲しかったです・・。

全体の構成は昨年と同様。印象としては、去年より歌える人が多かったけれど、ダンスで目立つ人は少なかったな、と思いました。
演目では、勧進帳の冒頭をそのまんまやった三味線がなかなか良かったです。しかしこれも、結構渋い良い声で語りを入れていた娘役さんが、誰だか分からないんですよね・・。
化粧は全体に、初舞台前とは思えない位、皆キレイでした。

芝居は正塚作品。雰囲気は昨年のバウ公演「BourbonStreet Blues」そのまんま(笑)。ジェフっぽい衣装の主人公(サイズが違うので同じではない・笑)、シンシアの衣装のヒロイン。八百屋舞台の周りには、ハンガーに掛けた衣装と、椅子に座って待機する出演者たち・・。
物語は、中世ヨーロッパものの作品に出るためのオーディションに集まった若者達、という、今の彼女たちにピッタリのストーリー。中世ヨーロッパの悲恋物と、オーディションを受ける現代っ子の会話が同時進行します。良いですよ。作品としては好きです。
でも、上記の通り、配役表が不親切なので、この子は何の役をしているのか? というのを理解する所から見なければならないのに、物語は現代と中世とが交錯するし、各要素は断片的にしか表現されない。
分かりにくいんですよ~。ただでさえ、全員顔が売れていない、ちゃんと聞かせる台詞が話せる子ばかりではない文化祭の演目にしては、凝りすぎです(笑)。私のような正塚作品にも慣れているマニアならともかく、親御さんには、どういう物語だったのかも、さっぱり分からなかったのでは? と思いました。
しかし面白かったので、ちゃんと、どの子が何の役だったのかを隅々まで理解した上で、もう一度観たかったです。

男役で気に入ったのは、その芝居で主役だった和田麗香。背が高く華やかで、見た目がとにかく宝塚的に良かったです。お芝居で主役だけあって、台詞もまずまずでした。
1部の日舞や歌ではノーマークだったので見逃したのですが、3部のダンスでは、タップの「Sing Sing Sing」の最初にセンターで踊っていたので、割と期待の子なのでしょう。けれど、歌やダンスでのソロはなかったので、成績は微妙なのかも(笑)。

後、容姿で目立つのは松谷論里華。大柄で男前な水夏希みたいな子、と書けば、おそらく宝塚ファンならラインダンスでも見つけられるだろうと思う位、良い見た目しています(^_^;)。実は昨年末の「花の道 夢の道 永遠の道」の音楽学校の制服でのコーラスでも良く目立って、私たちの中では評判になっていたんですよ。
お芝居では父親役。黒っぽい衣装が良く似合っていました。日舞でも、三味線でも、歌でも、ダンスでも、まずまずの位置で活躍していたので、そんなに成績も悪くなさそうです。

そして、芝居を観るまでは「今年はこの子かな」と思っていたのが(マイペースなJIMMY内判定なので気にしないように^_^;)、石川裕梨。背が高くて、顔が小さくて、男役らしい派手な顔立ち。ピアノの弾きっ振りも二枚目でした。
芝居ではやや悪の国王役。白のロングコートが良く似合っていました。

他にも色々気にかかったのですが・・何せ名前が確認できなかったので・・残念です。
その悪の国王の下僕で、多分後に殺されてしまう役の男役さんは、なかなか可愛いタイプの子でした。キスシーンまであったんですよ~。でも上手くないと、見ていてもちょっと恥ずかしいですね(^_^;)。福園清香かな? と思うのですが、どうでしょうか?
主役のロベールの友人役の梅木みちるも上手でした。歌など実力では今田はるかも良く目立ちました。
ダンスでは、タップで後半の6人口に入っていたおそらく中原由貴だと思うのですが、座席の位置の加減かすごくアピールが強くて、目を引きました。ちょっと面長の匠ひびきみたいな感じです(^_^;)。

娘役では、クラシックボーカルでソロで歌った大森透江が、ちょっと感動する位良かったです。本公演で聞くのが楽しみ。

芝居のヒロインだった柴田蘭もキレイで、正塚作品らしいヒロインの台詞がしっかり話せていました。
和田とのコンビはなかなかの美男美女で、見ていてワクワクしましたよ。

後、バレエやモダンダンスで準主役級だった藤岡沙也香が上品で、個人的には好きな見た目だと思いました。