「コパカバーナ」梅田芸術劇場公演


梅田芸術劇場公演「コパカバーナ」、6/17に観てきました!

湖月わたる、白羽ゆり、安蘭けい、遠野あすかと面白いメンバー(?)に、いかにも似合いそうな明るいミュージカル。楽しみにしていたのですが、もう一つ面白さが分からず。
一度きりの観劇、しかも最前列だったのに、のり切れないもどかしさがあり、残念でした。

前半は白羽ゆりの可愛さ、後半は遠野あすかの芝居の上手さでもっていた感があります。
白羽はただいま旬まっ盛り。光輝くようにキレイでした。黒いスリップで踊るナンバーの、セクシーで美脚だった事!
さらに注文をつけるなら、まだ全体に歌や台詞の声が弱いのと、サマンサ役の方が前半のシャワーシーンがセクシーだっただけに、後半もう少しそれっぽく(?)見えたら良いのにな~、とは思いました。

遠野は派手な化粧と黒塗りのおかげで最初は誰だか分からない位でしたが、今回の濃い役所には良かったかもしれません。
こちらも本当にキレイで、やはり年増と言われる役は可哀想な気がします。
しかし高慢さと優しさや人情味の表現も唸るばかりで、ビジュアル点も含め、この役を遠野以上に楽しませてくれる娘役さんも思い浮かびませんね。

湖月はもう、脚本があまり良く書かれていないので、これ以上はどうしようもない感じです。
スティーヴンの方は人の良さそうな雰囲気が出ていましたし、トニーは若くかっこ良かったです。

安蘭は本来なら柄ではないギャング役だと思っていましたが、存在感で納得させられるものがありました。
登場しただけで面白い気がする(?)のも安蘭ならでは。しぐさなどに、さすがに作り上げられた男役の形が感じられました。

サムの未沙のえるは、ほとんど見た目で笑わせている感じがしましたが、あたたかみは彼女らしい。
タバコ売りのグラディスが組長さん(英真なおき)なのは、今回の目玉ではないでしょうか。
ミニスカートも意外に似合って、笑えば良いのか、どうしようか困りましたよ。持ち味が若いので、老けているとも言い切れない年齢不詳な感じでしたが(?)、歌や芝居はさすがに上手かったです。

他は大真みらんがありがちなオカマの振付家役。見た目が似ているだけに、オカマの上手かった稔幸を思い出しました(笑)。
綺華れいも小さな役ながら思い切り演じているのが好印象でした。この人、最前列の間近から見ると、本当にキレイですね。