http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/07/flower_tokyo_adieu/index.html
おさちゃん(春野寿美礼)のサヨナラ公演という事以外、何の予備知識もなく、真っ白な状態で見ましたよ。
東京千秋楽だというのにすっごく冷静で、何だか申し訳ない。
マフィアに、清純な娘。男は実は警察で・・どっかで見たような、宝塚ではすっごくありがちな話。
序盤はそのあまりにお決まりな設定と、小池先生らしいマフィアや夜の女のミュージカルナンバーに「初心者には見せられない」的気恥ずかしい思いがしたのですが、全体には、あまり盛り上がらないながらも、まずまずの佳作で、良かったのではないでしょうか。
おさちゃんも、この作品ならあまり作りすぎる事なく、ナチュラルに肩の力を抜いて通していたので良かったです。
彼女の音域に合わせて作った主題歌なんだろうけれど、それを聞くと、改めて男役にしてはすごく高音を得意としていた人なんだな~、と思います。
ほとんど裏声。目をつむれば女性の声での歌のよう。上手いんですけれど。それで自然に歌えるのが、彼女の到達した男役の領域なんでしょうね。
あやねちゃん(桜乃彩音)は、終盤ドレスで出てくるまでの普通の娘の部分があまりキレイに見えなくて、他の公演での彼女の役に比べると、かなり物足りない。
おさちゃんって、すっごい小顔なんですよね~。あやねちゃんは美人ですが、バランス的に小顔な方ではないので、二人のバランスは良くないんだな、と思いました。まぁ、ふーちゃん(ふづき美世)よりはマシだと思いますが。(ホントに言いたい放題だな・・)
まとぶん(真飛聖)は男っぽい役で、可愛らしさも含めて、彼女の魅力に合った役で良かったです。
そうさん(壮一帆)も、彼女ならではの役で文句なし。
みわっち(愛音羽麗)はまた女役? と思いましたが、「太王四神記」よりこちらの方が前なんですよね。
男役らしい色気ある良い女で、「太王~」よりこちらのみわっちの方が好きです。
まっつ(未涼亜希)も手堅い。
鈴懸三由岐さんもこの公演がラストだったのかな? すごく良い雰囲気が出ていて良かったです。