Amazonにて、

上巻　￥1

下巻　￥1

送料　￥500

合計　￥502

で購入。

まぁ、送料を多少上乗せしているとしても、これで本屋もうかるの?　逆に心配。

こんな値段で買った本でしたが、中身はぎっしり。予想通り面白かったです。

また、藤本ひとみですから、エリヤーフーが美青年なの　描写が超耽美(笑)。

もちろんフランツも。

宝塚の舞台での登場シーンの、レースフリフリ具合も頷ける。美しい格好で出てくるのも原作通り。

まだまだ少女のテレーゼの気を引く作戦もあったという訳。

でも、フランツは後半、テレーゼに結局5人だったか、子供を産ませ、すっかりパパになって落ち着いて、太ってしまいます。

思った以上に、基本的粗筋は原作通りでした。

ただ原作は、エリヤーフーとテレーゼの愛憎たるや、ドロドロ具合がすごいし。

エリヤーフーとフランツの友情も、並のものではありません。

そこがサラッとしか描かれていないから、物足りないんですよね～。

また、物語を短縮し、つじつま合わせをしている部分にやはり無理があります。

ただ、原作通りのエリヤーフーとテレーゼの関係を描いたら、テレーゼを観客に理解させるのは大変だろうなぁ～。

でも、バウなんかで、ドロドロ描いてみるのも良いかも。

エリヤーフーとフランツの並々ならぬ友情も、がっつり描けば宝塚向きだと思うんですよね。

途中絡むフリードリヒの存在も、妖しい所があって宝塚向きなんですよ～。

星組で普通に配役したらとよこちゃん(涼紫央)かなぁ～、面白くなりそう。

エリヤーフーにれおん君(柚希礼音)、テレーゼにねねちゃん(夢咲ねね)、フランツにかなめちゃん(凰稀かなめ)というのは原作を読んでいてもピッタリで、その点、この作品を景子先生が星組にもってきたのには共感できました。

先に舞台を観ているから、本を読んでいても絵が簡単に浮かんで、逆に面白かったです。

星組メンバー好きの方には、原作読むのオススメ。