雪組バウホール公演「灼熱の彼方」オデュセウス編 二幕 @ SKY STAGE


また一幕と二幕の間に年越しちゃいました・・coldsweats01
その為かトーンダウンしてしまったわ~。
一幕ではなかなか面白いと思っていたのになぁ。
コスチューム物で、恋愛物で、その主軸は悪くないし、登場人物も良く考えられていると思うけれど。
物語が思うよりも「?」の方に進んでいく・・。
主演コンビは死んでしまった・・という事なんですよね。
そうなる必要があったのか?
コモドゥス(彩凪翔)がラスト改心したかのような演技をしているのだから、コモドゥスもう一人の主役なんだし(笑)、そこは直前でストップさせても良いんじゃないの~?
何か美談で終わらせているけれど、死を避けられなかった気がしないんですよね~。
オデュセウス(彩風咲奈)があまりにヒーローすぎて人間味がないのもなぁ~。
恋人に手を出されそうになった・・って所は、嫉妬っぽいものも見せて欲しいよなぁ。
ここも実際手は出されてない事になっているので、アンヌがオデュセウスを拒み続ける理由にも、もう一つ説得力がないんですよね~。
これ、コモドゥスが主演になると、どんな話になるんだろう~?
悪役のままで、最後救いがなかったしなぁ~。
まぁもちろん、演じているのが若手なので、「?」な物語を力業で見せてくれる力量がないのも、気持ちが冷めてしまう原因だとは思うんですけれど。
これでは、良い作品だった! とは言えないなぁ~鈴木先生・・。
彩風咲奈ちゃんは体型が伸びやかで可愛らしいのがとにかく魅力。
その可愛らしいのがまだ勝っていて、なかなか男らしく見えなかったのと、うす~い理想主義者な役なのが、物語を見ていて気恥ずかしくなる理由だと思うのですが(笑)。
ラストの舟に乗り込むシーンはなかなか気迫がこもっていて良かったです。
やっと良い男に見えました(笑)。
彩凪翔ちゃんの役は、オデュセウスに比べると人間味があって、もうちょっとちゃんと書いてくれると共感できるおいしい役になっていたと思うんですよね~。
役が結局悪役止まりになってしまったのも気の毒。
キレイな人で熱演なのは良く伝わりました。
ヒロインの夢華あみちゃんは、声がキレイな人ですね。
もうちょっと絞れてくるとキレイになるのかな~? という感じ。
二人の主人公から思われる役としては、もうちょっと可愛らしいとラブシーンとか見ていて盛り上がるのにな(笑)、と思いました。
コモドゥスの妹役の星乃あんりちゃんは可愛らしい人ですね。
えみくらちゃん(映美くらら)と南海まりちゃんを足して2で割ったみたい(笑)。
コモドゥスの妻役の桃花ひなちゃんもキレイですね。
おいしいな、コモドゥス(笑)。
彼女と部下の男(月城かなと)のロマンスももっと見たかったな。
三番手的な役のファナス(煌羽レオ)もなかなか二枚目。
誰かに似ている気がする、宝塚に良くいる雰囲気です。