宙組東京公演「PHOENIX 宝塚!! —蘇る愛—」千秋楽 @ SKY STAGE


宙組東京公演「PHOENIX 宝塚!! —蘇る愛—」

藤井先生のサヨナラショーという事で、間違いないだろうと鑑賞。
「かなめ(凰稀かなめ)七変化」の辺りはどうなる事かと思いましたが(笑)、結果的には期待通りの、藤井先生らしいサヨナラ公演のショーでした。うん、満足。

凰稀かなめだから、鳳凰やら、フェニックスやら、鳥なんですね。なるほど。
ふわっとした感じは合っているかも。
羽をふんだんに使った衣装なども、良く似合っていました。

何と言っても真骨頂は、紫ドレスの娘役を侍らせての銀橋渡りの場面ではないですか? もう、妖しさがたまりません(笑)。
その後に続くラテンの場面も、暗くて、色気があって最高。かなめちゃんらしい。
普通の青のスパンコールの衣装にターバンなのに、何なの、あの妖しさ(笑)。
古臭くキザらせる構成も、藤井先生相変わらずだけれど、大好き。

場面的には、後半の血を連想させる赤い鳥から、浄化されて白い鳥になる感じの場面が感動的で良かったです。サヨナラにありがちな雰囲気の場面ですが。
まーくん(朝夏まなと)の好青年振りも良いし、実咲凜音ちゃんもキレイ。他の場面も含めて、本当に歌が上手いトップ娘役さんですね。

サヨナラのおづき君(緒月遠麻)も良い場面がいっぱいで嬉しかったです。
凛城きらちゃんの銀橋渡りもこっそり嬉しかったです(笑)。

前半は芝居も共に、サヨナラ公演千秋楽の危機感(笑)をあまり盛り上げず、ふんわり、力を抜いた雰囲気がかなめちゃんらしいかな、と思ったし、実際、かなめちゃん自身もそう意識しているのかな、という感じでしたが、それでも後半は盛り上がざるを得ない演出でしたね。
藤井先生ありがとう。
でも、最後まで、かなめちゃんらしい静かな雰囲気は崩れなかったかな。

サヨナラショーもあるのですが、それはまた来週に。
ちょっとでもサヨナラは先延ばし(笑)。